精肉の難しい時期に入ってきました。鹿においては今が旬・・猟師が本気を出す時期です。
一頭の雄鹿の仮眠熟成が完了しました。
この鹿は地域の方の連携により捕獲された鹿です。
狩猟期間以外の今は、このような地域に関係する捕獲になります。
畑を守る防護網に引っ掛かったことによる、緊急捕獲でした。
民家に程近く、放置は危険と判断した地域は緊急捕獲の実施を決断しました。
地域の方の連携と、実施隊による迅速な判断のおかげで、私どもは無事に捕獲作業を終えました。
前回と同じく、雄の鹿でした。60㎏ほどの中型鹿です。
私どもの作業は、鹿の場合開始から約2~3分程度で終了です。
地域の方は、その早さにビックリされます。
これも、良質な精肉を作るのに最も大切なプロセスです。
私は、この作業ができる猟師(ワナ師)では、
清流ジビエの代表はじめ、日本には数少ないと思っています。
これは、仮眠熟成を終えた鹿のヒレ肉です。
この、美しい姿は仮眠熟成が成功した証です。
一頭から約300g~500g弱程度しか取れない貴重な部位です。
この鹿は、協力下さった地域の区長さんはじめ、
町民の方と一緒にいただきたいと思います。