揖斐郡揖斐川町谷汲にある「谷汲山華厳寺」は、まだ少し寒さを残しておりました。
桜や紅葉の名所でもあり、多くの観光のお客様が訪れるお寺です。
私どもは、地域の皆さまと一緒に、年に一回の供養祭です。
庁舎の職員さん御挨拶のあと、私たち猟師は本堂へ向かい礼拝します。
礼拝に訪れる猟師さんは、毎年メンバーの熟練猟師ばかりです。
猟師の年一回の行事を大切に扱い、怠らず来られる姿は次世代にも残したいものです。
代表は15年生ですが、私はまだまだ新人類。皆さんの小手先にも及びません(笑)
久しぶりに会う先輩猟師の皆さんに囲まれ、会話を楽しむ穏やかな時間が流れてゆきました。
相変わらず、先輩猟師の皆さんに教わることばかり・・本年の捕獲情報や山の変化などについてたくさん話を致しました。
机上では得られない貴重な情報です。
参拝を終えたあとも、次の期間の話で盛り上がりました。
谷汲山華厳寺は、立派な杉がたくさん御座います。
全国森林保有率上位の岐阜の花粉状況は現在も「強」です(笑)
弊社の代表は、杉花粉にやられてしまい、ぐったりとしてしまいました。
粗めの花粉を飛ばす杉は、花粉症でない私にも攻撃的で目と鼻がゴロゴロするほどでした。
私は、花粉で動きを止められた代表に、
マンゴーとオレンジフラワーの香りで癒される半発酵の烏龍茶を入れました。
先日、施設訪問下さったシェフからのプレゼント・・・手作りの「マーマレード」と一緒です。
少し苦味を感じる半発酵烏龍茶に、オレンジの香りとほのかな甘さがピッタリマッチングしました。
なぜこんなに香り高くバランスの良い調理ができるのか?
(美味しすぎる!!)
このプレゼントには意味があることを気付かされました。
これ・・・ジビエ料理にピッタリだ!!!
私は、こみ上げるものを感じました。
「粋」。
私は、調理のされ方や御二方の人柄から、
演出まで大切にされる方だと直感していた分、余計にうれしく思いました。
私はいつも、人間性にやられてしまいます(*^^*)
次回、訪問頂けた御二方にお会いするときは、猟師料理を召し上がっていただく予定です。