地域の駆除期間を終え、狩猟期間に入って約1ヶ月・・・
まだまだ「清流ぼたん®」に見合うほど個体は形成されておりません。
今の時期は、まさに我慢の時期でもあります。
以前までの聖地では脂厚は2センチ以下・・これでは赤身の旨味が出てきません。
今まで、清流ジビエの聖地として位置した地域は、
昨今、心ない猟師によってワナ盗難や土地の占領行為が著しいらしく、
真面目な猟師さんが困っているのだそうです。まさに聖域とは言えなくなってしまいます。
聖地と言える場所で無くなりつつある現状に地域の猟師としては残念な思いを感じています。
人間によって森林が死んでしまうことは避けたいものです。
さて本日、私どもは更なる聖地に向け、
感覚を研ぎ澄ませることのできる狩猟のできる場所へ向かうことにしました。
尊敬する先代猟師から教わった「勝負できる聖域」です。
到着までに約1時間半、遠方ではありますが素晴らしい場所。この場所も、これからの時期が本番です。
なにか違うその空間は、濁りのないエリア・・・冴えてくるのがわかります。
もちろん、熊も出ます。日当たりのよい樹木の上で休息をする熊と出会うかも知れません。
※キャッチ写真:熊が木に登った足跡
私どもは、3時間におよび山を探索しました。同じような風景にどうにかなりそうです。
これにパニックが重なれば、遭難してもおかしくない深い山・・・。
そろそろ下山しましょうか。
ん・・・??あれは、なめこでは??
探索する私どもを「おつかれさま」と癒してくれるかのように、大きな樹木にたくさんの「天然なめこ」が迎えてくれました。香り高い天然なめこ。いつも、林業の方に頂くばかり。自分で群生を見つけたのは初めてです。
なめこも終わりの時期に近づいてきており、貴重な天然食材ですので有り難く頂戴することにしました。
天然なめこは、すべてで約5㎏。
香り高く、生き生きとした生命力感じるキノコを収穫いたしました。
天然なめこは、ご来店予定の皆様と一緒に、清流ぼたん鍋で召し上がっていただこうと思います。