清流ジビエの地域では、年の始まり御輿のシーズンです。
毎年地区ごとに御輿祭りが開催されています。
私どもの地域では、2011年の「東日本大震災」以降活動を5年ほど自粛しておりましたが、
現代化しそうな子供達に、不安を感じた私たちは「御輿祭り復活しようか・・」をきっかけに、善は急げ!
隣の地区の役員さんに相談し、御輿祭りの復活を期に合同子供会での活動を提案をしました。
子供のための提案に、隣地区の役員さんも快く耳を傾けてくださいました。
とはいっても、「復活」と「合同」の歴史的活動に、未経験者の役員が4人・・・大きな挑戦です。
私たちは、必ずやり遂げよう!と約束しました。
地区の方へ案内状を配布し復活をお知らせし、今後も子供達を見守っていただくようお願いしました。
子供達は、一生懸命に御輿を担ぎ大きな声で地域の方に福を呼び寄せました。
御輿を担ぐ男の子に、弱音を吐く子はいません。
地区の皆さんから微笑ましい笑顔が溢れます。
地区の農家さんの優しい計らいにより、疲れはて神社に戻った子供達を、餅米100パーセントの「おこわむすび」と、
煮干しと昆布で出汁をとった豚汁が迎えました。
私たち役員は、子供を公民館に集め「おこわむすび」と地域の方に感謝を込めて、みんなで合掌を唱えました。
公民館は子供でイッパイになりました。
御輿祭りは大成功を遂げました。
地区の方の協力が、とても大きなものになりました。
子供達は非日常的な体験をし、そして何を学んだのでしょうか?
私は、このすばらしい光景を忘れることができません。
今後も繋げていかなければならない・・そう思いました。
餅米は玄米。現代には見ることのない歯応えのある原始的な「おむすび」。
人と人を繋ぐ「おむすび」。来年も子供達に食べさせてあげたい逸品です。